お知らせ
朋あり遠方より来る
いまや国内で住居をかわられることには障害はほとんどなくなりました。
私がこの仕事をしていてもお墓の持ち主は東京におられる方や
お孫さんがイギリス留学から帰ってきて一緒にお墓参りに来られている方など
実にさまざまなご家族、縁者の方がいろんな地域から博多霊苑に来られると感じます。
また遠方より縁者様が来る方の場合困ったことになる場合もあります。
今回はそんなお話。
あるとき霊苑事務所の電話が鳴りました。
お客様「そちらにお墓参りにいきたいんですが何時に行ってもいいんですか?」
職員「はい。門限はありませんのでいつ来ていただいてもけっこうです」
お客様「私は大阪から新幹線で旧友の墓参りにいく予定にしています。いくつか確認したいんですが」
職員「かしこまりました」
お客様「インターネットで地図を見ています。博多駅まではわかります。 そこからえー、なんて読むのかな? な、ながものはら・・・」
職員「はい。博多駅から福北ゆたか線に乗りまして長者原(ちょうじゃばる)駅で香椎線に乗り換えて下さい。」
お客様「ああ。そういう読みなんですね。そしたらその長者原駅で乗り換えて、読み方はわかりませんが、しゅけい中央? うび? どこまで行けばいいですか?」
職員「須惠(すえ)中央駅よりも終点の宇美(うみ)駅まで行かれたらいいと思います」
お客様「ああ。そういう読みなんですね」
職員「終点の宇美駅まで行かれたらタクシー乗り場がありますから便利でございますよ」
お客様「わかりました。お墓の場所は事務所で聞けばわかりますか?」
職員「はい。水曜は定休日ですのでそれ以外の日でしたらすぐにご案内させていただきます」
実話です。
かなり省略して書いておりますが実際には読みちがいの認識の合わせるのがたいへんで
最後にはおたがいに笑いながらのお電話になりました。
私どもは福岡に住んでいて日常的に耳にしている言葉なので
地名を見ればすんなりと読み方がわかりますが
遠方の方にとっては九州はちんぷんかんぷんな地名ばかりだな、と思われたかもしれません。
もし遠方の方には電話でお問い合わせをいただけば地図を郵送させていただきますので
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。